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[SNS運用担当者向け]Facebookの基礎知識

SNS運用をしたいけれど、何がいいのか、どう違うのかわからない!

この記事ではそんな人に向けて、
FacebookについてSNS運用をする上で知っておきたい知識をまとめました。

facebookの概要

利用者数

世界の月間アクティブユーザー数は29億1000万人(2021年12月)

日本国内の月間アクティブユーザー数は2600万人(2019年7月)

国内の数については公式発表がなかったので
Facebook Japan代表のインタビュー記事を参考にさせていただきました。

参考:フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー | CNET Japan
参考:Meta 2021年第4四半期(10月-12月)業績ハイライト | Metaについて

主なユーザー層

年齢は30代、40代、50代、60代のユーザーが多く10代の利用者は減少傾向にあるようです。

年齢層が高めのせいかビジネスのつながりを作る目的として利用している人も多いです。

特徴

Facebookは”実名登録”がルール!

Facebookはサービス開始時以来、実名登録をルールとしています。
”顔の見えるSNS”であるため、Facebookのお友達は実際に面識のある友人や仕事関係者などの知り合いであることが多いです。

誰が投稿しているかわかるので「荒らし」行為は他SNSと比べて非常に少ないです。
(荒らしとは、誹謗中傷や不要なコメントを連投するといった迷惑行為のこと)

また、顔の見えるSNSであることから口コミの信用度も高めです。

知っている人の口コミによる影響力は大きいです。

狙ったユーザーに効果的に広告を出せます

Facebookは実名登録でることからもわかるように、
性別・年齢・居住地・興味といったパーソナルな情報を多く把握しています。

Facebook広告ではこれらの情報を手がかりにして
狙ったユーザーへ的確に情報を届けることが可能です。

例えば「宮崎県在住のゴルフ好きな30代男性」といった感じで条件を絞って、
興味のありそうなターゲットだけに広告を打ち出すことができます。

ピンポイントに情報を届けることができるということは、
情報を必要としていないユーザーへ無駄な広告が表示されにくくなりますので、
Facebookユーザーとしてもメリットがあります。

またターゲットを絞るということは少額でも効果的な広告を打ち出せるということですので
これは広告主には大きなメリットですね!

Facebookはコミュニティづくりを推進しています

Facebookの運営会社であるMetaのミッションは下記のようになっています。
「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現します。」

つまりFacebookはコミュニティがどんどん活動できるような機能を充実させ続けています。

「グループ機能の拡充」や「ビデオ機能の強化」など日々新しい機能が実装されています。

Facebook上では民間企業はもちろん、
地方自治体や市民団体、
勉強を目的としたグループや趣味のグループなど
様々コミュニティが日々交流を楽しんでいます。

そしてコミュニティ活動はネット上だけではなくオフラインへと波及し、
私たちの生活をより充実したものにしてくれています。

同じ興味を持つ人たちとの交流はとても楽しく価値のあるものとなることでしょう。
ぜひあなたも参加してみてはいかがでしょうか。

作成できるもの

個人ページ

実名で登録する個人アカウントのページです。
知人や友人同士で「友達申請」を行うことで「友達」になることができ、お互いのニュースフィードに投稿が表示されます。
個人間のコミュニケーションツールです。

facebookグループ

共通の趣味や仲間で集まりコミュニケーションをとることを目的とした「グループ」という機能があります。

公開範囲を決めることができ「公開:誰でも閲覧可能」か「プライベート:メンバーのみ閲覧可能」の二つから選ぶことができます。

グループの活用事例として
・保育所の親のみ入れるグループの作成で子供の写真をシェアする
・勉強会のグループを作成してセミナー情報を持ち寄る
といった使い方もあります。
グループでは、グループの管理者だけでなく参加しているメンバーがそれぞれ投稿できます。

facebookグループはGoogleやYahoo!といった検索エンジンには結果がでません。

facebookページ

個人アカウントではなく企業や団体として開設できるアカウントです。
作成する際はまずは個人アカウントが必要となります。
ブランディング・集客・販促にも活用されています。

facebookページ企業例:ANA.Japan

facebookページ企業例:ハンズマン

facebookページではアクセス解析ができるのでユーザーの反応や、どれだけの人に見てもらえたかといった振り返りを行うことができます。

facebookグループと違い、検索エンジンに結果が出ます。
また、facebookアカウントを持たない人でも閲覧可能です。

facebookショップ

ECサイトを作成できる機能です。
現状では決済機能がついていないので、オンライン決済を行う場合は別途ECサイトを作成し商品ページへ飛ばすなどといった連携をする必要があります。

ショップ例:ディズニーショッピング(公式)

Facebookホーム画面の見方

個人アカウントのホーム画面をまずは知りましょう。

①ナビゲーションバー

ホーム、動画、Facebookグループなどに分かれた最新情報を確認できます。
家のマークをクリックするとホーム画面に移動します。

②ストーリーズ

ホームの一番上に表示されるエリアで、通常投稿とは違い24時間で消えます。写真・動画共に載せられますが、最大で15秒までとなります。

参考サイト:配置ごとの動画の長さの要件 | Facebook Businessヘルプセンター

③投稿の作成

投稿を作成します。
ここで投稿したものは「プライベートアカウント」の投稿となるため、企業用のページを運用している際は投稿場所を間違えないように気をつけましょう。

④Messengerルーム

ビデオチャットができるツールです。
URLの共有でFacebookアカウントがない人でも参加できます。
時間制限がありません。

⑤ニュースフィード

ホーム画面の「ストーリーズ」の下に表示される「投稿がたくさん出てくるエリア」のことをニュースフィードといいます。ここに友達やフォローしているページの投稿が並びます。
Facebookページをフォローしてもらうと、ページの投稿が表示されます。
ニュースフィード内に投稿と同じ様なスタイルの広告を出すことができます。

⑥左サイドバー

いくつかメニューが並んでおり、「もっと見る」をクリックすると多数のメニューを確認できます。
「ショートカット」エリアは自動で管理しているページなどが表示されますが自分で設定することが可能です。

⑦アカウント等の設定項目

アカウントの設定や、自分のプロフィールページを表示するメニューなどがあります。

⑧右サイドバー

広告表示エリアやオンライン中の友達を確認できるエリアがあります。

投稿の見方

「投稿」の見方を紹介します。
以下の画像はページからの投稿となりますが、説明箇所はプライベートアカウントからの投稿とページからの投稿で共通です。

①いいね

投稿に対してスタンプを押せる機能です。表示は「いいね!」ですがFacebookでは悲しい顔や怒った顔など計7つのスタンプがあり、より感情に近いものを選ぶことができます。

②コメント

投稿に対してコメントをつけることができ、投稿者とコミュニケーションを取れます。

③シェア

シェアとは、人の投稿をもっと広めたいと思った時に自分のニュースフィードに掲載したりメッセンジャーで共有したりできる機能です。facebookでは個人アカウントでのシェアだけでなく、グループやページでのシェアも可能です。

画像サイズ

Facebookでは画像を設置する箇所がいくつかります。
画像が見切れてしまう、画質が悪くなってしまう、などのトラブルを起こさないためにも適切なサイズを知っておきましょう。

個人アカウント

プロフィール写真

320×320〜960×960ピクセルの範囲

プロフィール画像の変更方法:Facebookのプロフィール写真を追加または変更するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター

カバー写真

公式では幅は720ピクセル以上表記されています。高さに関しては記載がありません。
カバー写真はパソコンで見た時とスマホで見た時で縦横比が変わります。スマホの機種によっても異なりますので、カバー写真を用意するときは上下左右が見切れても大丈夫なものを用意しましょう。
参考の数値としては820×312ピクセル程度を目安に作成しましょう。

Facebookグループ

カバー写真

推奨サイズ:1640×856ピクセル
ただし上下96ピクセルはモバイルで表示されない場合があるので注意してください。

参考サイト:Facebookグループにカバー写真をアップロードするにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター

Facebookページ

プロフィール写真

PC:170×170ピクセル
スマホ:128×128ピクセル

Facebookページカバー写真

PC:820×312ピクセル
スマホ:640×360ピクセル
※元のサイズは最低限400×150である必要があります。

その他facebookページの画像ポイント

ロゴやテキストを含む場合はPNGのほうが綺麗に表示されます。
プロフィール写真は広告や投稿では丸型にトリミングされますが、ページにアクセスすると正方形で表示されます。

参考サイト:Facebookページのプロフィール写真やカバー写真のサイズはどのくらいですか。 | Facebookヘルプセンター

広告

「Facebookホーム画面の見方」でも触れましたが、Facebookでは広告を表示できる箇所が複数あります。表示場所や手法について知っておきましょう。

広告マネージャー

Facebookでは広告マネージャーを利用して広告を作成することができます。
期間やターゲットを自分で設定できます。

設置できる場所

①Facebookフィード
②Facebook右側広告枠
③Facebookインスタント記事
④Facebookインストリーム動画
⑤Faceboko Markrtplace
⑥Facebookストーリーズ
⑦Facebook上の検索結果

①Facebokフィードと②Facebook右側広告枠に表示されると以下の画像のようになります。

広告の種類

広告のは以下4種類です。
設置場所によってサイズ要件等が異なりますので詳細は公式サイトをご確認ください。

写真広告

写真を一枚利用します。
以前は広告画像内のテキスト量に制限がありましたが、撤廃されました。(2021/02/01現在)

参考サイト:配置にFacebookフィードを、広告の目的にブランドの認知度アップを使用した場合の、Facebook写真広告の仕様 | Facebook広告ガイド
参考サイト:広告画像のテキストについて | Facebook Businessヘルプセンター

動画広告

動画を利用します。
動きがあるので静止画では伝えにくい動きや風合いも伝えやすくなります。

参考サイト:配置にFacebookフィードを、広告の目的にブランドの認知度アップを使用した場合の、Facebook動画広告の仕様 | Facebook広告ガイド

カルーセル広告

多数の画像や動画を利用し、それぞれにリンクをつけることもできます。
一度に多数の商品をアピールしたい場合に適しています。

参考サイト:配置にFacebookフィードを、広告の目的にブランドの認知度アップを使用した場合の、Facebookカルーセル広告の仕様 | Facebook広告ガイド

コレクション広告

一枚のカバー画像の下に3枚の商品画像が表示されます。
広告をタップでフルスクリーンで広告を表示することができます。
コレクション広告はFacebookフィードとインストリーム動画のみです。

参考サイト:配置にFacebookフィードを、広告の目的にリーチを使用した場合の、Facebookコレクション広告の仕様 | Facebook広告ガイド

ライター

コーディングを中心にウェブ制作を行なっています。初心者さんに寄り添った記事作成を心がけています。タコスが好きで、トウモロコシ粉を常にストックしています。